第6回見学会報告
生ごみ処理施設
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日 時
:
平成20年11月13日(木)
参 加 者
:
一般市民 25名(内スタッフ3名)
参加費用
:
¥1500
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私達の生活では毎日のように大量のゴミが出ています。そのゴミがどのように処理されているのか、今回は特に、生ごみにスポットを当てて入間市近郊の生ごみ堆肥化施設を見学した。
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1.新狭山ハイツ(狭山市青柳)
団地の約30%が参加
60〜80Kgの生ごみ処理機にて毎日処理
2台稼動
処理機のメンテナンスは
ボランティアで行っている
年々予算が削減されているため苦戦中
堆肥化されたものは近所の農家で活用
2.太誠産業(狭山市柏原)
専用のバケツを使用
狭山市 4800戸参加
毎週 一度 収集
収集後、太誠産業にて1次処理まで行う
その後
他の場所で2次処理し堆肥化
3.加藤商事(入間市根岸)
生ごみ処理機
1000Kg×1基
500Kg×2基
主に山田うどん等の残飯等を処理
山形県のさくらんぼ農家等に納入
4.高根商事(瑞穂町高根)
生ごみに剪定枝を粉砕して混ぜ処理、花農家などへ販売
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生ごみ処理施設見学会アンケート集計報告 (平成20年11月13日実施)
1.あなたは「入間市環境まちづくり会議」の会員ですか?
N=22
会員である 10 / 会員ではない 12
2.どのごみ処理方法が良いと思いますか?
3.どんなことが良かったか、悪かったかご感想をお聞かせ下さい。
(1) 新狭山ハイツの住民の方の意識の高さに驚きました。みんなすごいと思いました。
(2) 新狭山ハイツの処理方法はいつでも生ごみが入れられるのが良いと思います。
ただし、NPO法人になっているとはいえ個人の力に頼る分が大きいのでは………と
気になりました。
(3) それぞれの会社等で考えてやっている事で良いと思います。きれいでビックリ。
ごみの収集の方の感謝の気持ちをあらたにした思いでした。
(4) 新狭山ハイツ……取り組みの努力、太誠産業は環境がイマイチ
(5) 設備もコンパクトで効率が良さそう、悪臭も思ったより少ない。
(6) 近辺にあまり影響(臭気・音)がないように事業が推進される。
(7) きらわれている生ごみがあんなにきれいな物に変わってしまい驚いてしまいました。
入間市もぜひ早急に対応してもらいたい。
(8) 農業に即利用できるという時点では高根商事が良い、その他の場合はワンクッションを置いて
利用できる堆肥になるとのこと……これは見学前には予想していなかった。
(9) 地域によって色々条件があると思います。団地とか1戸建てとか。
(10) 今日の見学では太誠産業方式が良いと思います。
(11) 新狭山ハイツと太誠産業は1次発酵堆肥ですぐ使用できないで時間が掛かる。
加藤商事と高根商事は最終処理されすぐに使用できる。
(12) 新狭山ハイツ方式でやる事。市のバックアップでお願いします。
加藤商事と高根商事の処理方法が早く堆肥にすることが出来るので良いと思う。
(13) 始めての参加でしたが、短時間にリサイクルされる処理方法がすごかったと思いました。
(14) 生ごみ処理方法には感心しました。
(15) 生ごみ処理の工法は同じコンセプトかと思われるが、出来上がり製品に違いがあるのが
面白いと感じた。高根商事の畑を見たのが良かった。
(16) 企業が率先してごみ処理に努力されている姿を見ました。
(17) 生ごみ施設が入間市内にあるという意味では加藤商事が良いのではないか、熱を加えない
自然発酵という点では高根商事方式が良い。
4.あなたの家では生ごみをどのように処理していますか?
5.今後、生ごみをどのように処理すればベストだと思いますか?
(1) とにかく水分を減らして出す。
(2) 個人として対処の方法には限度がありますので行政として有効活用する方法を提案、
実行して欲しい。
(3) 色々な方法で100%リサイクル
(4) 市が先導して堆肥化してください。
(5) ごみ処理機で処理後、畑等へ散布が良いと思います。
(6) 先ずは大量の生ごみを発生するところから対策を進めてはどうか、一般家庭は難しいとは
思いますが、でもやってみなければ判らない。
(7) 家庭と処理工場の両立
(8) 生ごみリサイクルが出来たら、夢でなく実現を……
(9) 家で出す生ごみを全部土に入れる。
(10) 有料化すれば減少する。
(11) 自家処理+堆肥化
(12) 生ごみの選別は大変難しいかと思います。
(13) 生ごみを燃やさないで農業に利用する。
6.「入間市環境まちづくり会議」のどんな行事に参加したいか(複数回答あり)
7.その他ご意見ご提案があればお聞かせ下さい。
(1) 今回は知識としては良かったがコンポストの使い方が家庭では役立つので
講習会を希望します。
(2) ごみ処理が大変になるので食品メーカーを指導してください。
(3) 大変参考になりました。未知の方々への啓蒙を含めてより多くの方の参加や同一行動が
欲しいと思いました。
(4) 住民の協力が絶対必要である。
(5) 初めての見学会、その場所々で勉強になりました。木材が肥料になっているのには驚きました。
(6) 入間市も生ごみと紙を分別してごみ収集に出すようにする。
(7) 早く実施することが必要
(8) 見学会の良い企画を今後も継続願いたい。
8.アンケート結果と感想
回答率100%
(1) 「入間市環境まちづくり会議」の会員が10名でその他12名(55%)が会員でないということで
あったが、当日配布された案内を見て後日会員になった方がいた。
もっと宣伝活動が必要と思われる。
(2) 生ごみのどの処理方法も評価が高く殆どの人が「大変良い」「まあまあ良い」という評価で
合わせて95%の人が生ごみ堆肥化の必要性を感じているのではないかと思われた。
(3) その中で一番良い処理方法としては「高根商事」と答えた方が一番多かった。
剪定枝を混ぜて堆肥化することに一番効率が良く簡単に堆肥化が可能と判断した方が
多かったのではないだろうか 。
また、実験農場で野菜が元気に育っているのに関心を示した方もあった。
(4) 始めて生ごみ堆肥化の様子を見た方も多く、悪臭もなく、出来上がった堆肥が
きれいなのに驚いている方も多かった。
(5) あなたの家では生ごみをどのように処理していますか? に対しては
殆どの家では可燃ごみとして処理していることが判明、畑へ、又コンポスターで処理は
全体の22%しかなかった。入間市の市街化が進みマンション等の増加が原因か。
(6) 最初の「新狭山ハイツ」では団地自治会の紹介までして頂いた。
団地の人々が日々生ごみ処理やコミニティ作りを熱心に行っている姿を見ることができた。
(7) 3番目の加藤商事では「山田うどん」のまだ食べられそうなうどんが 賞味期限切れで
処理されているのには考えさせられた。
(8) 「入間市環境まちづくり会議」では今後どんな行事があれば良いと思いますか?
一番多かったのはやはり「見学会」で全体の81%の人が希望していることが判り、
同様の見学会の企画を望む声が多く聞かれた、今後も同様な企画を考えたいと思う。
本多進記
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