- 生ごみ処理機器利用者アンケート結果報告 -
1.概要
  本報告書は入間市生ごみ処理機器購入補助事業の目的が達成できているかなどを判断するためにアンケートを実施した結果の報告です。
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調査対象者:補助金利用者190名(平成14〜16年度)
調査期間 :平成17年9月〜10月
回答数  :113名
回答率  :59.47%

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回答者全体として生ごみ処理への関心は非常に高く、今後も継続して利用する方が85%となっており、多くの意見・提言を出していただきました。
2.各設問の集計
  以下設問ごとに集計結果を示します。
  設問1:お住まいはどこですか?
 
  設問2:住宅の状況
   84%が一戸建て住宅であり、集合住宅は14%となっており、生ごみの自家処理は一戸建て中心に行われてます。
 
  設問3:何人家族ですか?
   平均3.17人であり、入間市の一世帯当りの人数2.65人より多くなっています。生ごみ処理をする世帯は二人以上の家族の場合が多いと思われます。
 
  設問4:購入した生ごみ処理の機器
   電気式生ごみ処理機が56%以上となっており、過去3年の生ごみ処理機器の補助の推移を見てもコンポストは減少傾向ですが、電気式生ごみ処理機は増加傾向を示しています。
 
  設問5:購入された動機はなんですか?
   堆肥/肥料 ( 37% ) 、ごみ減量(18%)、虫や臭いからの解放(13%)、人からの進め(10%)となっており、ごみ減量以上に資源の有効活用が多くなっていますし、また人から進められて購入した方が10%もおり、口コミの効果がかなりあることがわかります。
 この設問の解答は複数あるため回答数113以上の総計120となっています。
 
  設問6:現在も使っていますか?
   「毎日使用」と「ときどき使用」をあわせると77%が使っています。これは補助金の77%が活用されていることを示している。
 
  設問7:今後も継続して使用しますか?
   はいと答えた方が85%あり、設問6の「毎日使用」と「ときどき使用」の合計の77%を越えています。現在何らかの理由で使っていなくても今後使う予定である方がいることを示しています。今後、85%の方が継続して生ごみ減量に協力していただけるのは市民のごみ問題への関心の強さを表しています。
 
  設問8:生ごみ処理の問題・・・生ごみ処理を行ってみてどの様な問題を感じていますか?
   コンポストでも電気式生ごみ処理機でも程度の差はあっても問題ありと感じている方が41%います。
ここで指摘された問題を解決することが、多くの方に継続して使用してもらえるものと考えます。
 
  設問6、7、8に含まれる記述式の設問は解答内容がほぼ同じであり、まとめて報告します。
 
特に問題ないと回答した方が多いのですが、実際に記述された問題点をコンポストと電気式生ごみ処理機に分けて整理しました。コンポストでは、面倒 / 難しいが31%、虫が9%、臭いが5%の順になっています。電気式生ごみ処理機では面倒 / 難しいが20%、臭いが17%、クレーム5%、電気代5%、音4%、処理時間がかかる3%、と続いています。
コンポストと電気式生ごみ処理機とも、多くの問題を抱えていますが、今まで行っていた集積所に運ぶ行為に比べて手間がかかることが最大の問題点となっています。 この面倒/難しいの中には畑への運搬、水切り、細断、内部の掃除、消臭対策、虫対策などがあり、色々手間をかけないとうまく行かないことを示しています。
電気式生ごみ処理機は思ったより多くの問題を抱えていることがわかります。まだまだ機器自体の改善が必要と思われます。しかしながら非常に良いとしている家庭や問題なしと回答している家庭も多数あり、今後うまく行っている家庭の調査なども必要と考えます。
 
 
  設問9:生ごみの量・・・
 入間市の1人1日平均の生ごみ量は平成15年度で約350gですが、
 あなたのご家族では1人1日の生ごみの量はどの位ですか?
   今回の調査では1人1日の生ごみの量が1.5kgや1.0kgの方がいましたが、これは家族全体の生ごみの量を解答していると思われます。設問が判りにくかった問題はありましたが今回の回答の平均は370gとなっています。
  設問10:生ごみに関する意見など
   生ごみに関する提案、意見、質問、問題点、疑問点(どの様なものでもかまいません)があれば空欄に書いてください。解答が必要な内容については可能な範囲でアンケート結果と一緒に報告させていただきます。(主なものを記載)
 
生ごみの分別回収と堆肥化を勧めるべき。またPRも積極的にして欲しい。
生ごみの水分を取り除く方法を教えて欲しい。
生ごみ処理機器補助事業のPRをもっと積極的にすべき。知らない人が多い。
生ごみを出さない人への補助を充実して欲しい。
市では収集して生ごみをどの様に処理していますか?
市の公共施設から出る生ごみはどの様に処理していますか?
生ごみを自家処理することによって可燃ごみが1/5に減った。効果抜群である。
生ごみ処理のためには市民農園の普及も必要。
今使っている生ごみ処理機は非常に使い勝手が良い。市でも推薦して欲しい。
生ごみ処理機器の推奨品を教えて欲しい。個人で選択するのは困難。
  設問11:ごみ全般に関する意見など
   ごみ全般に関する提案、意見、質問、問題点、疑問点(どの様なものでもかまいません)があれば空欄に書いてください。解答が必要な内容については可能な範囲でアンケート結果と一緒に報告させていただきます。(主なものを記載)
 
リサイクルセンターへ分別したごみを持っていくと、プラスティックを分別したにもかかわらず可燃物として燃やしてしまう。本当ですか?
有料化すればごみは減ると思います。
ごみフローとその金額を知りたい。
プラスティック類のごみが増えている気がする。なんとかならないか。
リサイクルのためには分別が重要。もっとPRが必要。
入間市は週6日収集してくれるので助かっています。
少量の草木でも燃せないのは困る。何とかして欲しい。
入間市のスーパーのプラ容器への取り組みは?
集積所に収集時間を書いておいて欲しい。
ごみの危機感が伝わってこない。もっと危機であることを伝える方法を考えるべき。
  ☆設問10生ごみ及び設問11ごみ全般に関する提案、意見等の解答
 入間市では、循環型社会の構築、環境負荷の低減、最終処分場の延命化を目的として、ごみの減量化及び資源化を推進し、各種リサイクル事業に取り組んでおります。
 ここで、リサイクルプラザを拠点とした各種リサイクル事業についていくつかご紹介いたします。
  ○ごみ減量モデル地域事業
 市内6地区の自治会を指定し、入間市のごみの現状やごみ減量方法についての講話を聞いてもらうとともに、ごみ分別ゲームを実施して正しいごみの出し方を理解してもらう。○資源再利用奨励補助金交付事業廃棄物の中で資源化できる有価物を回収した団体に対し回収量に応じて補助金を交付。
○生ごみ処理機器購入費補助金交付事業
 家庭から出る生ごみの自家処理を促進するため、生ごみ処理機器購入費の一部を補助す ることにより、ごみの減量・資源化を図る。
○再生品販売事業(着物「古着」セール・年末セール含む)
 粗大ごみで出た家具等を修理し販売することによって、ごみの減量化・資源化を図る。
 また、9月には着物「古着」セール、12月には年末セールと題し、在庫一掃格安セールを実施。
○簡易包装推進キャンペーン
 毎年10月の3R推進月間にあわせ、入間市商工会と共催で、市内大型販売店等の協力
を得て、簡易包装・マイバック持参の協力を呼びかける。
○リサイクルの日
  《第2日曜日はリサイクルの日》と定め、リサイクルプラザでミニフリ・マイバック製 作指導教室・さき織り・リサイクルおもちゃ作り・生ごみ堆肥化指導教室・布ぞうり作り・おもちゃ病院・よろず修理等を実施し、ごみ減量の啓発を行う。
○あおぞらフリーマーケット
 毎年11月に入間市博物館アリットにおいて150店舗が出店しリユースの推進を図る。また、同会場において再生自転車のPR販売(抽選)も実施。
○体験教室事業
 廃棄物を利用した体験教室を年5〜6回実施しごみ減量・資源化を啓発する。
○リサイクルプラザ情報紙
 年1回4月に全戸配布し、ごみ減量・資源化を啓発する。
○施設見学
 市内17校の小学4年生及び広報広聴課主催一般公募の市民の施設見学に対し、入間市のごみの現状及びごみ減量・資源化を啓発する。
○出張おもちゃ病院事業
 市内4ヵ所の幼稚園・保育所におもちゃ病院ドクターが出向き、実際に子ども達の目の前で壊れたおもちゃを修理することにより、物を大切にする心を育てる。
○売ります・買いますコーナー登録事業
 市民が日常生活において不用になった物を、入間市のホームページに掲載し、欲しい方に譲り、リユースの推進を図る。

 その他にも学校給食センターにおける生ごみ堆肥化、公園樹木のチップ化(みどりの課)等に取り組んでおります。
 生ごみの処理については、水切りをすることがとても大切です。臭いの原因でもある水分は、コンポスト使用者が悩まされている腐食を低減させるとともに、電気式処理機では、電気代の
節約にもなります。
 また、リサイクルプラザでは第2日曜日のリサイクルの日に、生ごみ堆肥化指導教室としてコンポストの使い方の指導を実施しております。お気軽にご参加、ご相談して下さい。
 なお、電気式処理機においては、機器の構造、メンテナンス等職員では網羅しきれない所も
ありますので、ご不明な点は、販売店、メーカーへお問い合わせ下さい。
 この補助金制度は、毎年4月1日号の入間市報においてPRするとともに、入間市ホームページにも掲載しております。また、申請用紙もホームページから取り出せますし、提出先も市役所環境課、各支所、リサイクルプラザとなっております。
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〒358-8511 埼玉県入間市豊岡 1-16-1 環境経済部環境課
TEL:04-2964-1111 FAX:04-2965-0232 MAIL:info@kankyo-iruma.net